ジャンル的にはBLでアップしていきますが、イマドキというより、セピア色な作風になると思います。性的描写も含まれます。
本文抜粋…⤵ ⤵
河合律也が”その彼”に恋したのは、中学に上がる直前だった。
小学校を卒業して中学進学を目前に控えたある日曜日…。
街の児童館で、律也は同級生4,5人と卓球に興じていたのだが…。
同じフロアで同年代の男子7,8人が跳び箱をやっていて、やけにはしゃいでいたので振り返って見た。
律也は、8段クリア組5人の中で、ダントツに背の低い少年に目を奪われていた。
その彼は抜群の跳躍力で、3人いた余裕超えの中の一人であった。
で…、その場では女の子たちも、”彼”にはひと際熱心な声援を寄せていたのだった。
律也はその小柄で笑顔が似合う、おそらくは同級の少年が躍動させる全身をひと目収めて、心を掴まれ る。
それはがっつりと…。
もっと端的に言えば、彼に恋をした…。
端的に、そう言うことだった。
注釈/本作品は、性的表現も含まれますので、閲覧に際してはご留意ください。