元同期から、子供ができた、と告げられた松村樹里。
その相手は、樹里が六年付き合っている彼。
彼氏からも話を聞き、別れることを決意する。
そろそろ指輪を見に行こうと言われた矢先のことだった。
怒り、打ちひしがれ、樹里は下を向いていた。
後輩に寄り添われ、近所の犬に癒されながら、何とか歩き始める。
彼女のいる年上の男性に仄かな恋心を抱き、苦しみ、藻掻きながらも、元カレのことなど忘れ、前を向いていた。
だけれども、思い出のジングルベルを耳にするたび、どうしてもトリップしてしまう記憶。
その原因を探りながら、近付いた想いを寄せる彼との関係。
不意に起こった出来事から感情が溢れ出す。
そして、樹里が手にしたものは――――
オトナLOVE
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