フリーターの沢渡雪子は、『ユリ』として、レンタル彼女のアルバイトをしている。
ある日、『ユリ』の新規のお客様としてデートしたのは、年若い男・イチ。
イチは『ユリ』に惹かれていき、雪子もまたイチの笑顔に惹かれていくが、お金の為に雪子はイチの淡い恋心を利用する。
イチは雪子の誘惑により『ユリ』を抱こうとするが、右肩の傷を見て、手を止める。
それは、幼い頃雪子が幼馴染を庇ってできたものだった。
イチは小谷一太といい、雪子の幼馴染で初恋の相手だった。一太は傷を見て『ユリ』が雪子であることに気がつく。
雪子が忘れられなかったという一太に対し、雪子は会えて嬉しかった、好きだと言いたかったという気持ちを押し殺し、冷たくあしらって、一太だけのレンタル彼女になることにした。
それから十年後。雪子はホステスに、一太は外科医になった。
結婚を控えた一太は雪子に一緒に逃げようと提案する。
一太は雪子以外のすべてを捨てようとしていた。雪子は破滅を予感しながらも、一太の願いに応える。
雪子の「好き」は口付けの中に消えていった。
オトナLOVE
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