異世界から現代日本に『異世界転生』した第三王女セルジア=ファブレット改め鬼頭神無(きとう かんな)は異世界転生者である。
彼女の目的は『オタクの道』――オタ道を極めるためにある。
その為ならたとえどんな障壁でも物理で解決する癖のある困ったちゃんだ。
極道の孫娘と生を受け二十年。祖父である鬼頭清十郎との戦いに勝利した神無は遂に一人暮らしの権利を手に入れ、念願のオタライフを享受していた。いくつかの条件は付けられたものそこで幼馴染である成瀬美鈴との再会を果たし、祖父の出した条件ということもあり彼女に連れられるままに『仁義屋』という奇妙な便利屋に就職することとなる。
そんなある日、歓迎会を開くという名目で上司である『一条和真』に連れられ多くのお客さんから歓迎を受けていたところ、不良が乱入するなどの問題で、神無が己の任侠節で撃退してしまった。
その啖呵の切りように感銘を受けた上司が実は祖父の部下である若頭補佐であることが判明。
さらに仕事をしていくうちに高校の同級生であった桐生院財閥の『お嬢様』や昔、戯れに助け、いまはお嬢様の部下として働いている『青年』と交流を持つようになる。
そんなある日、『牧島組』と名乗る暴力団組織が土地を寄こせと迫り――
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