運命の赤い糸が見えるって言ったら、あなたは信じますか?
声にならないくらい、赤が見えない恋を君と/微炭酸
僕には運命の赤い糸が見える。
大抵の人は胸元から糸が伸びていて、世界中の何処かの誰かと一本の線として繋がっている。
そんな定められた未来が見えてしまう僕は、恋愛というものに対して消極的な日常を過ごしていた。
ある日、図書室で彼女と出会い、退屈で平凡な日常が徐々に動き出す。
赤い糸という鎖で満たされた僕の世界で、彼女からは赤い糸が見えなかった。
しかし、彼女の秘密はそれだけではなく……。
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