洋菓子店の裏庭に無造作に植えられたりんごの木。七年経ってようやく実をつけたのんびりのその木には、葉っぱのような緑の瞳と幹の茶色な髪を持つ、小さな精霊が宿っていました。
腕はいいのにどうにも身なりが怪しい無精髭のパティシエ店主、トーゴ。
トーゴと何やら訳ありな感じの、とびきり美しい常連さんの秋乃。
毎回見るたびに頭の色が変わっている陽気なバンドマンの柊ニ。
個性的な人々とそれを見守る小さなりんごの木の精霊の穏やかで甘く美味しい日々——と思いきや?
やがて明らかになる、一つの恋の終わりとすべての始まり。
小さなりんごの木の精霊とそれを見守るパティシエの間には何があったのか。甘く美味しいスイーツの数々とともに少し切ない恋と別れ、そしてあたらしくはじまる物語。
可愛い表紙絵のりんごちゃんはMACKさま( https://x.com/cyocorune )に描いていただきました!
ファンタジー
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