あらすじ
私は賢者を引退して山小屋でセカンドライフを送っている。たまに手配してもらったおばさんと一夜をともにするくらいのつつましやかな生活だ。そのおばさんの中には、たまに他国のハニートラップも混ざっていたりする。引退しても、私の能力を欲しがる国はあるのだ。とりあえず美味しくいただきましょう。
そんなある日私の元に、ついに予知夢で見たエルフのかわいい女の子がやってきた。なんと私の嫁になりたいとの事。ならばといいよねと、ベッドに誘うと全然嫌がる素振り皆無、ていうか積極的。
聞けば昔助けた村にいた女の子で、私は軽い気持ちで結婚の約束をしていたらしい。恋焦がれた相手なのだ私は。ただ私はもう歳で彼女の期待に応えられないと告げたらブチ切れてあろう事か私の胸に短剣で突き立てやがった。そして意識が消えて再び目を覚ますと私はハーフエルフの赤ん坊として転生していた次第だ。どうやら来る厄災に備えて私の力が必要だったらしい。その女の子にしてみれば、俺とが初めてだったらしく皆の前で結婚式をあげる事を夢見ていたらしい。結婚式はできるけど、夫婦生活は無理じゃね?なんて思っているが、私は夫と息子の二役を強要される日々が始まる。こいつ可愛いけど、ねじが緩んでる。それより厄災に備える?そう言われても、かつての魔道具はあちこちに散逸しているし、山小屋の俺の殺人事件は、他国との緊張関係を生み出していた。私は賢者の能力があるが、何しろ赤ん坊だ。そこで嫁を乗り物として奔走することにした・・・・。