熟不倫ネタをブラックな毛色の切り口で書き下ろした、やや長めのSSモード小編になります。
オトナの長年愛が辿った、かくも然りな着地点とは~~。
本編抜粋⤵⤵
有島裕一と長谷ミユキ(旧姓秋田)は、不倫歴”ん十年”…、筋金入りの熟々カップルである。
ただ…、その間の二人における”情事の頻度”は、1年乃至1年半に一度という実に”淡泊”なもので、このペースを長年ずっと保ってきたのだ。
一方、その行為となれば、毎回ベッドの上で濃厚に愛し合ってはいて、文字通り量より質極まれりといった密会を積み重ねてきたと言える。
二人がこの間隔を一貫して維持できたことには、結果的ではあるが、情事を持つ際には、”ある前提”を置いていたことがあった。
それはズバリ、”互いの悩み”を慰めあう…、いや、裕一とミユキからすれば、厳密には直面した問題に立ち向かう鋭気を養いあう場とする…。
そんな、人生を生き抜く上での有意義かつポジティブな”行為”として位置づけていたのだ。
”これ程ベターな不倫関係を長年続けてこれたカップルなんてそうはいない!” これがこの二人の共通認識であった。
そして今年…、同い年の裕一とミユキは共に還暦を迎え、この熟練不倫ライフも大きな節目を迎えることとなった…。
という訳で、二人は明日、1年3か月ぶりに再会する…。
本作は、アダルト系レディコミなんかの匂いをプンプンってノリで書き上げました❣
性的表現も含まれますので、閲覧の際はご留意ください(^^♪