私、八神祥子はとにかく食べることが大好きな高校生。
生きる楽しみは食のみ。
豪華な料理を食べるためだけにバイトをし、またどんなジャンクな料理にも誠意を持って食している。
そして太ることはやっぱり嫌なので、毎日ランニングは欠かせない。
今日も夜にランニングしている時だった。
暗闇のせいで私のことが見えていなかった大型トラックに轢かれ、転生した先が食糧不足にあえぐ世界だった。
その世界には、表現した言葉を“生きている物以外なら”具現化する魔法というモノがあり、それを聞いた私はそれで料理を出して食糧不足を解決すればいいと提案した。
しかし世界はずっと食糧不足で、まともな料理を皆食べたことが無くて、表現したくても表現できないらしい。
私はリュートという魔法使いに弟子入りし、その魔法を覚えて、師匠のリュートと共に、自分の食リポによって出現させた豪華な料理を振る舞い、さらに世界中の人々に食リポを教える旅に出た。
そこで出会う人々はイマイチ食リポがうまくない人ばかりだけども、なんとか教えていたある日、とある連中に襲撃された。
それは食料を牛耳って、金儲けしていた連中だ。
リュートのドジを利用されて、捕らえられてしまった祥子は牛耳っていた連中のボス、ザノンという美男子からこう言われた。
「オレがオマエを飼う! 一生良い料理を俺に提供し続けろ! だからオレと結婚してくれ!」
のタイミングでリュートに助けられて、脱出する。
混乱しつつも、逃げていくと、リュートからこうポツリと言われる。
「祥子は俺のなんだからな……」
急にそんなことを言われて赤面する祥子。
それを見てリュートも赤面する。
そして二人で一旦最初の家に戻ることにした。
今までの反省点を基に、教材を作ることに。
映像や教科書などを作って、より効率良く、みんなに学んでもらうことにした。
そしてまた伝える旅へ。
……の前にリュートは祥子へ一つ魔法を掛けることにした。
それは誓いの魔法と言って、世界で一人にしか掛けることのできない魔法。
その魔法を掛けると、その誓いの魔法を使った相手と使われた相手は、一生お互いのいる場所にすぐにワープできるというモノ。
そういう魔法だと祥子に伝え、祥子も頷き、誓いの魔法は成立した。
ファンタジー
- #ファンタジー
- #ギャグ
- #コメディ
- #食リポ
- #料理
- #異世界転生