「夜空へ虹の架け橋を」の改稿を終えてようやく完結しました。
読んでもらえると幸いです。
本を読まない友人にざっくりあらすじと結末を伝えるたところ、「さすが…、病んでる」と言われましたが病んでません。元気です。
なにもかもうまくいった!絵にかいたハッピーエンド!という作品も勿論好きなのですが、どこか釈然としないなんてことがあったりしませんか?
少しダークでトラウマになる作品のほうが、記憶に残ってたりとか…。
過去に流行ったアニメ映画を観た時も、面白かったのですが、やはりここにも僅かな毒が欲しいな、なんて思ったりしました。
終盤ではヒロインが沢山の人を助けましたが、結果ヒロインだけが助からなかった、、、もしくは逃げ遅れて衝撃に巻き込まれ、記憶を失った。なんてなったらどうでしょう? ここまで頑張ったのに! あぁ、運命はなんて残酷なんだ! と、きっと誰もが嘆き涙するでしょう。そこになにかしら一筋の光を落とす。
もう想像するだけでぞくぞくします。
まあ、最終的に階段で出会うシーンにはとても感動させられたのですが…。
そんなこんなで今回は、救われるようで救われないような、でも救われるような結末にしました。
エピローグで無理矢理救済しているのですが、どこか救われていない感じが我ながらたまりません。
公園という楽しい場所で凛と咲くにも拘らず、実はその身に強い経口毒を宿す夾竹桃のような不協和音を感じて頂ければ嬉しいなと思います。
病んでません。元気です。