『Arrow』更新しました🏹
更新しました🏹
*「ある日ラジオから『歌』が聴こえてきた」*
ハルが向こうの世界の人間だと知った和希と和平。
続くハルの話に、耳を傾ける。
あちらの世界で流れていた歌の正体が明らかに。
よろしくお願いします。
ここのところずっと心理学関連、特に臨床心理学の勉強をしていました。
ジェンダーレスのお話を書いたというのもありますが、長く癌と闘っている同僚に、少しでもマシな言葉をかけたかったので。
臨床心理士や公認心理士は終末治療にも関わりカウンセリングをしたりする、そう知ったのもきっかけの一つ。
でもやっぱり人の心を扱うという仕事はとても大変なんだなと痛感するばかりで、その人に気の利いた言葉をかけられるようになるまで何年かかるのかなと…。
そして先週、その同僚が旅立ちました。
亡くなる数時間前に一度会えました。
とってもとっても闘っていました。
浅い呼吸で、時々目を見開いて。
数秒だけ帰ってくる意識、少し動く腕。
最後に握った手は冷たかったけれど、彼の心の温かさはちゃんと私に流れ込んできました。
家族想いで、お酒が好きで、洋楽に詳しくて、アニメも大好きで。
彼のために練習していたエレキギターで弾くELLEGARDENの『Missing』は結局聴かせられなかったけど。
今、そんな感じ。ほんとに『Missing』。
小説を何本も書いて、人の人生を何本も作ってきたけれど、
今書いているArrowも、いくつか書いた人の死が関連する話は、
こうやって本当の死に直面するたびに、ちゃんと書けてたかな、ちゃんと死への主人公の感情を、慟哭を表現できてたかなと考えます。
臨床心理学的には「同情」と「共感」は違うのですが、
こういう物語に関しては「同情」(普段、一般に使われる意味の同情とはちょっと違う)してもらえるといいなと思います。
彼からの最後のLINEの返信は大阪であったELLEGARDENのライブの写真を送った時。
お盆休みの初めの方。
過去のラインを沢山遡ったけど、ろくなこと喋ってなかったね。
ご飯の話、最近観たアニメの話。
またね。
また、ラインするね。
そう言って最後に会ったときに別れたので。
またね。
また、ラインするね。
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