一部抜粋。
『私とあたし』より。
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〜**···*・.・…*··*.…*··〜**···*・.・…*··*.
ハルは何も答えない。起きている事は、心臓の音で解った。
鼓動が早かったから。
私は彼を試してみたくなった。
『…したいの?』
ハルの手が、私から離れた。
『してもいいのに』
そう言うと。
『おやすみ』
と、彼は完全に私から離れてしまった。
…と。ここまでなら、彼を尊敬していたかもしれない。
でも結局、私達はセックスをした。切り出したのは、ハルの方。
『ほんとに…いいの?』
男なんて、こんなもん。みんな同じだ。やりたきゃやれば。どうぞ御自由に!この時、少しガッカリした。
私は彼に、一体何を期待していたんだろう…。
〜**···*・.・…*··*.…*··〜**···*・.・…*··*.
懐かしい。
覚えてる。
いつもあたしの近くにいたのになぁ。
眠れない…。
明日はきっと私に怒られるだろうなぁ。