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水田歩

みずた あゆむ

恋愛小説を書いています。
山あり谷ありでもハッピーエンド。
今まで六冊電子書籍化していただいています。

濃密ルージュ様より
2022/03/25
「一夜の関係だと思ってたのに、結婚前提のお付き合い!?」

2021/08/27
「眠れぬ御曹司の淫らな求婚 ~十年目の両片思いは甘く動き出す~」

ロマンスヒルズコレクション様より
2020/03/27
『官能小説家のヒミツ 〜恋人はイケメン…

完結しました!


【後書き】

 逢う時はいつも、雨。そんな恋人達を書きたいなあ、と思っていました。
 ふっと浮かんだタイトルは「あおによし」。

 ……なんだっけ、この言葉。
 調べてみたら、この歌に行き着きました。

 「あをによし
 奈良のみやこは 咲く花の
 にほふがごとく いまさかりなり」

萬葉集の巻三の328番目、小野老(おのの おゆ)が詠んだ歌です。
『あおによし』は奈良の枕詞でした。
”そうだ、奈良へ行こう!”
と、いうわけで主人公二人の奈良行きが決定しました。

原文は万葉仮名で書かれており、次のとおりです。

(青丹吉 寧楽乃京師者 咲花乃 薫如 今盛有)



英語に直すと、こんな感じになるそうです。

The capital at Nara
  beautiful in green earth
  flourishes now
  like the luster
  of the flowers in bloom
Raining and love has been falling

奪う雨もありますが、この小説を読んでひととき、幸せな雨が降りますように。

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