サンタが街にやってくる
明日は、クリスマス・イヴである。歌を歌っている少女がいる。
聖なる鐘は、鳴り響いている。星降る夜を待ち、願いをかけよう。繰り返すその言葉は、祈りの言葉。
幸せとは、定義である。幸せの定義とは、個人が決めるものだと、私は思う。
私は、自分の人生とは、大切に生きていきたいし、考えられるのは、困難な現実だよね。そういう時、願いとか叶えば良いのにな、と思う。
願いとは、簡単に叶わない。星を眺めて、願ってみても、叶うのは、いつか、とかだった。
そうした現実の中で、生きているのだろう。叶わない事はないけど、とか。
叶わない夢とは、ない。夢が思いついているのなら、半分は達成している。
砂漠を旅した王子は、オアシスに辿り着く。冷たい水を、少女に汲んでもらう。できたら、私を愛してくれ。
究想の色が赤く染まってゆく。理想とは儚く染まってゆく。儚いほど、理想だから。
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