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てれすこ

2020年9月7日月曜日

いじめに対する教師どもの見解は、いじめられっ子にとってはとても残酷なものである

それを知らされたのは祖母の葬儀の時だったか
よく覚えていないが
一堂に会した教師達
国語の教師の叔父
家庭科の教師の叔母
数学の教師の母
父もいたか
何かの話から、子供のいじめに対する意見が叔父達の口から語られた
ーいじめはいじめられる方にも原因があるのよー
そうそう
と教師達はうなずきあっている

私は強烈な違和感を覚えた
この教師達は三流なんだなと理解した

私が通っていた国立一期の大学の附属小学校には、今思えば素晴らしい教師がいた
鼻を垂らして皆から悪口を陰で言われていた近藤さんという女子の苦しみを、クラスの皆に諭し改善させたのだ
どんな人間にも意地悪をしてはいけないと教えてもらった
それが私の人生のスタンダードな姿勢になるのだが
今では通用しない
悲しいことだ

叔父や母達はいじめを肯定していたのだ
その会話を聞いて、私は私の受けた教育の素晴らしさを悟った
普通の教師は叔父達のように考えていたのだろう
昔の話だ
あれから何十年も過ぎた
教師達は変わったのだろうか

親族の教師達は三流だった
それはおじと叔母の関係を見ても判る
不倫関係
文学の世界では余多の作品が作られているが、一般人がそれも教師が堂々とやってはいけないことなんじゃないかしら

教師達は体面を重んじるので、表向きは不倫のことは隠されていた
妹である母でさえ、その事実を叔母が亡くなってから知らされた
そして、母も私が学校を辞めたことを祖母や叔父叔母に隠していた
隠しきれるものでもないだろうに
母は私の夫が二度目の夫であることも隠していた
これも適当なことを答えていたらしい

自分の対面が悪くなることは徹底的に隠すのが我が家の方針だったのだ

そして私もある意味そのように育ったと思う
自分の恥になることは他人には言わない

愚かしい人間なのだ

だがおろかしい人間であることに気づけただけでも進歩しているのではないだろうか

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