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2020年10月23日(金)

公共テレビで
貧困層の医療保険未加入で、体が悪くても治療を受けられない問題を特集していた

なんでもお金がない人が治療を受けられる制度があるそうだ

次兄は知らなかったんだろうな


あのような番組を見ると
なぜ助けを呼ばなかったか
とそればかりが悔やまれてならない

普段は感情を封印してある

仏壇に毎日供物を捧げ供養をしている

次兄の魂は天国へ行き幸せになっているのだとその苦しみに目を向けないようにしている

だが

やはり

なんとかならなかったのかと

そして私は、

なぜ手を差しのべることが出来なかったのかと


心一杯に後悔の念が広がる

誰でも死ぬ

死に方は選べない

私は兄弟の中で末っ子で
いつでも与えられる人間で
兄弟に与えることはしてこなかった
父母にも
家族は私に与えてくれる存在で、
私はそれに甘えてきた

子供をもって初めて与える側の人間になっただけで

次兄になにかしてやろうという回路が機能していなかった



仕方がないんだよ
私はそんな人間なんだよ

仕方がないんだ


だが発達障害気味の次兄は他人と関わることが苦手だったはずだ
孤独に苛まれて苦しんだとは思えない
たまに他人と話すくらいで満足できたのではないかと思う
たとえば商店のレジの人とか
友人は一人くらいいたように思ったが調べる手だてがない


もう向き合う必要はないのだろう
向き合うことで私の傷口を無駄にほじくる事になってしまう
もうその傷口は跡形もなくキレイに見えるのだ
表向きは
だからほじくりだすことはやめよう

次兄は魂となって天国で父母祖父母に囲まれて幸せにくらしているのだ





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