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葛葉

くずは

混沌とする昨今
当然の様に失業し
暇なら書いてみたら?
という知人の言葉を鵜呑みにし
何ともないけど私が個人的に面白かった事を書いています。
暇潰しなる位の短い話が
そこそこ入ってます。
良かったら覗いてみてください。

日付がかわる頃



私は良く夜空を見上げます


星が好きとか
月が好きとか
そんなロマンチックな事ではなく


ふと、寂しくなるので


見上げるのです


見上げると


何となく
背筋も延びて
良い様な気がします


そんな気がするだけなんですが…


分かっていても


疲れと眠気で
俯いていると


気持ちが折れてしまうような
気がします


だからやっぱり
夜空を見上げます


今夜は曇っていて
特に何も見えません


私は


誰かの役にもたたず
誰かに私という存在を認識もされず


ただひとりで
この山家の家で
朽ちていくだけです


以前は孤独が怖かったのですが
今は自然な事だと思える様になりました


自然のなかで暮らしていると
色々なことが当たり前だと
気付かされます


自然のなかで
時をつむぎ


自然に朽ちて
自然にかえる


そんなささやかな
でも当たり前な人生でありたい


そんな事を考えていたら


眠たくなりました


おやすみなさい

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