ありがとうありがとうございます😭🙏✨コメントやシーンやしおりや、あとほらあれ。雛あられ、雛あられにすたんぷ、そうスタンプやファン登録と本当にありがとうございます😭💖
いつものちょっと何言ってるかわからない狂ったお礼にしようかとも思ったのですが、きっと極一部のマニアにしか響かないと思ったので先輩✕春風を書いてみました。極一部のマニア様すみません。またいつでも狂います。
今回の番外編では先輩が出てこない予定(のはず)なのでここで軽率にだします。許してください。
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農政局の帰り道、先輩がカフェに寄っていこうというので、二人で苦さとカカオが漂うハイカラなカフェに乗り込んだ。のだが。
「はい、復唱して。」
「えー、む、むーすフォームラテのアイスで…ブロンドエスプレッソに変更で?ん?お?オーツ、ミルクに変更のバリカタ油ナシ野菜カラメマシにんにくマシマシで。」
「なんで途中から二郎系の呪文が唱えられてんの?はいもう一回!」
「えー……と」
「ムースフォームラテのアイスでブロンドエスプレッソ、オーツミルクに変更ホワイトモカシロップとキャラメルソース追加で!」
「しぇ、しぇんぱ〜い、もうモバイルオーダーでよくないですか?その方が店員さんだって間違えずらくないですか〜?」
「これは実来に課せられた心優しい先輩からの試練だから。ほら、早く買ってきて。」
「こんなとこで鬼の試練発揮しないで下さいよう。乗り越えた先にある世界なんて特に興味ありませんから私。」
「僕は興味津々。」
「もう。」
先輩からお金を手渡されて渋々席を立ち、会計へと向かう私。片手で爽やかに手を振り、笑顔で私を見送る朋政先輩。
『あの人やばない?イケメンすぎん?』
『あんなに青シャツ似合うメンズ見たことないに。』
会計の列に並ぶ私の前で、ひそひそ話をする女子二人組。彼女たちが、窓際の席で脚を組みスマホを眺める先輩に見入っている。
すると先輩が見られていることに気づいたのか、こちらの方を見て、手を振ってきた。
『え、あれうちらに振ってくれてる?』
『まじまじ?!神様対応じゃん』
前の女子二人が先輩に手を振り返したから、私は黙ってそれを見ていた。
すると先輩が、「はーるかっ」と人がいる中で普通に声を上げるから、驚いて“はいはい”と手で払うように振り返した。前の二人組にじろりと見られる。
先輩が今度は自分の顔に寄せピースをしてくるので、はにかんでその場をやり過ごす。あの人やばいわ。
「む、むーすフォームラテのアイスで、えー…ブロンドえすぷれっそに変更、オーツミルクに変更で。あ…と…ホワイトモカシロップ追加、で。」
「以上でよろしいですか?」
「あ、あとホットのラテ一つ。」
自分の分もしっかり頼んで(先輩のお金で)、5分ほどして商品を受け取った。
「先輩〜今日の分のわたしの記憶スキル使い果たしました〜。」
「さすが最小容量アルマジロ脳。ありがとうよく頑張ったねー。」
目の前に座る先輩が満足そうに微笑んで。私の頭などを撫でてくる。そんなしぇんぱいに絆されないよう、いつかラーメン屋でにんにくマシマシのマシマシチョモランマを頼んでやると誓った。
私がほっと一息ついてラテを飲んでいると、受取カウンターの店員さんが声を上げた。
「モバイルオーダー13番、バクラヴァ一点でお待ちの方ー!」
トルコスイーツのバクラヴァ、私一回食べてみたいんだよなあなんて思っていると、先輩が椅子を丁寧に押し立ち上がる。
「はーい」
え……?先輩、の?
先輩がバクラヴァを乗せたお盆を持ち、戻ってくるなり私の前に置いた。
「はい、頑張ったご褒美。」
先輩を見上げれば、なんとも綺麗に口角を上げ、ふわりと笑って。
「しぇんぱい……」
「次からはキャラメルソース、忘れないでね?」
「……え、」
あ、最後のキャラメルソース追加するの忘れてた。
まあなんでもいいか。すでにバクラヴァは私の手の内なんだし。
「ふんまへん。」と適当に謝りながらバクラヴァを一口頬張る。甘いシロップに舌鼓をうっていると、先輩が小声で手を添えささやいた。
「車ん中でえっちなお仕置しよっか。」
「ごひゅぅッ」
口の中と脳内が甘すぎて無糖の水がほしくなった。