このまま君を想いながら沈んでいく
このまま君を仕舞いながら閉じていく

あなたと出会ってから動き出した心
それでも変わりたくなくて固く鍵をかけたの
惹かれて 荒んで 輝いて 堕ちて
繰り返しながら終わりへ

吐き出しながら息して
もがきながら生きて
この胸の痛みさえも君の様に愛おしくて
全てはあの約束の為に

賑やかで明るい日々を照らしてくれるあなたに
近づきたくなかった理由は知ってるの
宝物に気づかれるのが怖かった
お願いどうかそのままで
私を暴かないで

あなたの見透かすような瞳が嫌いだ
あなたの踏み込んでくる言葉が嫌いだ
君との記憶が薄れそうで必至にしがみついていた
その手を離したくなかったから

夜に打ち上がった光
遠くから聞こえる歓声
鮮明に伝わるあなたの想い
こうなる予感はしていたの

憧れていた明るい日々を与えてくれたあなたを
大切だと思ってしまったズタボロの心
駄目だと分かっているからこそ
お願いどうか どうか
私を暴かないで

時計の針が進んで追いついた
このまま君を想いながら沈んでいくの
その肩に手を置こうとした瞬間
あなたが私を連れ去った
本当はずっとその優しい温度をずっと待ってたの

賑やかで明るい日々を照らしてくれるあなたに
焦がれていた私を君に見せたくなくて
箱の中に仕舞って閉じていたの
「大好きだよ」なんてもう言えない
「愛してる」さえも伝えられない
深い青に沈む君と一緒が良かったはずなのに

憧れていた明るい日々を与えてくれたあなたを
「大好き」だと思ってしまった卑怯な心
溢れてしまう 零れてしまう
お願いどうかこの鍵で
私を暴いてみせて

君を追い越して行く
あなたと手を繋いで
お願いどうかこの先も
私を暴いてみせて