君が大嫌いだって言うのは冗談でして
いやいやそれも冗談で　本当は君の事
いつだって嘘しか言えなくて口から零れた言葉は
君を殴りつけて壊していく

優しくしたいよ　甘やかしたいよ
抱きしめて君を愛したいよ
だけど僕は君を見ると傷つけたくなるんだ

あぁ　こんな僕でごめんね
あぁ　こんな僕を許して
でもこれだけは信じて
君の為ならなんでも出来るって
どんなに涙を流しても
どんなに僕を憎んでも
僕は君を愛してるんだよ

僕が大嫌いだって言うのはきっと本当で
じゃあ僕だって君が大嫌いだよなんて本当は
いつだって傷つける事しか出来ずにただもがいて
その泣き顔に心が満たされていく

あぁ　こんな僕でごめんね
あぁ　こんな僕を解って
僕のせいで君の心が動く事にたまらなく頬が緩むんだ
どんなに喘いだって
どんなに叩いたって
籠の中から逃がしてあげないよ

気絶するまでめちゃくちゃに壊して
快楽のままに僕を求めて
気持ちに素直になって一緒に堕ちようか

あぁ　こんな僕でごめんね
あぁ　こんな僕を許して
君が傍に居ないと僕は僕を保てないんだ
どんなに声を押し殺しても
どんなに叫び続けても
その鎖は外さないから

ねぇ　こんな僕を救って
ねぇ　こんな僕を選んで
本当は本当はずっと前から君が好きなんだ
その柔らかい肌に口付けて
その可愛い笑顔を抱きしめて
いつまでも君の傍に居させて



（リバーシブル：裏表）
2016年11月5日公開済