朝に見える月明かりが影を作っていくの
眩しいその光に目が眩んで意識を手放しそうになるよ
誰も僕を見ないで　こんな醜い僕を
どす黒い継ぎ接ぎだらけ
汚らしいな

嘲笑うその目もう慣れたよ
どうせ白には戻れないから

あぁ　いつだって今だって
すり切れてほつれて痛いよ
こんな感情捨ててしまいたいのに
ねぇ　どうすればいいの
もう嫌だって哭いたって
誰も傍に居ないんだよ

夜に昇る太陽が僕の心を温めるの
生温い泥水に浸かっている間は何も考えたくない
眠りにつこう
誰も僕に触れないで　こんな血だらけの僕を
綺麗な君まで汚してしまう
そんなのは嫌だよ

あぁ　いつだって今だって
縫い直して隙間から零れ出す液体
こんな身体捨ててしまいたいのに
ねぇ　どうして哭くの
もう死んでいいやって嘆いても
誰も傍に居ないんだよ

あぁ　あぁ　なんでなの
どうして僕はこんなにボロボロなんだろう
ねぇ　どうすれば君に近づける？

あぁ　いつだって今だって
すり切れてほつれて痛いよ
縫い直して隙間から溢れ出す液体
こんな僕でも「いいよ」って言ってくれる？
捨てないで棄てないで
僕の傍に居て



（ タタドゥ：ボロボロ）
2017年5月19日公開済