こんな僕は消えていいんだって
そう自然と心の中に芽生えていた
人と同じ様に人と同じ様子で着飾ってみるけど
そうやら僕には似合わなかったんだ
僕が僕の意志で僕を終わらせる事はそんなにいけないことなの?
たかが20年しか生きていないけどもう十分生きた気がするよ
振り返ればあっという間で
先を見るとほど遠くて
誰か僕を受け止めて
こんな僕は消えていいんだって
そう誰もが心の中で思っていた
愚図でのろまで駄目な僕で
どこに居たって何をしたって
駄目なんだって分かってるって
僕が僕の事を一番理解しているからもう僕を消してくれ
なんだか眠気が差して来たみたいでこのまま目を閉じそうになるよ
真っ暗な道の隅っこで
どこに足は向かっているのかな
ちゃんと地面に足はついているのかな
(プレゼンス:存在)
2016年7月30日公開済