ほんの一握り
近くのショッピングセンターに行って、
CDショップの中に入って、
名前もよく知らない
ピアニストの
CDを手に取り、
ドラマ、
ロングバケーションを思い出す。
ピアノを習って、
一人で練習して、
大学に行って。
教授の推薦で、
コンクールに出ても。
評価されるのは、
一人か二人。
確率にするなら、
100分の1か、
それ以下なんだから。
この一枚のCDにも、きっと
そんなドラマがあって
狭い、狭い
門をくぐって
今ここに作品となって並んでいたりするのか。
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