どんな生き方をしても、
辛いことを知っているから。

そんな言葉、

思いつかなかったけど。
言われてみたら、
確かに、そう。

街ですれ違う、
名前も知らない人々にも、
それなりの苦労があって、
それは、
目に見えないものだから。

まるで、
苦労なんて
何もないみたいに思うけど。
「そんなことはないよ」
そう言って、また
通り過ぎていく。

キレイなのは、
街路樹の
イチョウの木だけ。