「Watching YOU!!!」SS
こんにちは。スタンプ、コメント、シーンなど、ありがとうございます。
たくさん反応頂けて、本当に嬉しいです💓
最近、本編は中條と元彼ばかりであまり出番がないので、試しにボツになった二日酔い佑真を載せてみます。(もし好評だったら、他のもアップしちゃおうかな☺️)
【「Watching YOU!!!」20章と21章の間です】
🧡💛🩷
『頭痛い…、なにこれ死にそう…』
「だから、二日酔いなんだと思うよ」
『えー、いつ治るのこれ?鍵だって今すぐあげたいんだけど、動きたくないし…』
夏目君はまあまあうるさく文句たらたらだけど、心許ない表情で瞳を揺らしているから、たしかに調子悪そう。大丈夫かな?と思う…。
そういえば、帰り際に中條から薬を渡されていたのを思い出した。
さすが、オカン中條。万全の準備じゃん…。
「とりあえず、薬飲んで、もう少し寝ようね」
『えー、勿体ない。せっかく莉乃さんがいるのに…』
「今週は結構一緒に過ごしてると思うんだけど」
『俺、まだ全然足りない…。ね、一緒に住んじゃう?』
「えぇ??」
『はやく結婚しよ?』
「―――っ…」
極上の笑顔でにっこりと。
人生の一大イベントはあざと爽やかに流されてしまいそう…。
「く…薬飲もっか?」
『今日もすっげースルーじゃん』
「待ってて。とにかく薬取ってくるね」
ベッドから降りて立ち上がると、『えー、行かないでよ』と声がした気がするけど、聞こえない振りをしてリビングに向かった。
ソファに置いてあったバッグから薬の箱を取り出して、コップに水を注いで夏目君に運ぶ。
「はい、飲んで」
『ありがとうございます』
お礼は聞こえたけれど、全然飲む気配がないから、不思議に思って見ていると、ベッドに横になったままの夏目君の顔が半分ほどこちらに向いた。
『莉乃さん、飲ませてくれません?』
「えぇ?何言って…」
『起き上がるのしんどい…。でも、寝たまま飲んだら水溢れるじゃん。だから、手伝ってほしいかな?って』
だから、「かな?」って駄目だよ!弱いんだってば!!
………えーっと、どうしよう?
さらには甘え感たっぷりに、『ダメ?』と。
上目遣いで見つめられると、どうにかなっちゃう…。
ダメだ…、ことごとく嵌る。しっかりして!私!!
『莉乃さん。このまま飲ませて?』
「………え、そんなの、どうやって?」
『その顔、分かってるでしょ?』
「や…、それは…無理…」
『お願い♡』
「~~~~~っ!!」
🧡💛🩷
莉乃ちゃん、どうするんだろう?🤭
この後は皆様のご想像にお任せします🥰
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