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あまね(天音)

趣味の悪い恋愛小説書いてます。

skytear⑴完結しました。

⑵は自由気ままに連載中です。

〜外伝〜もうひとつの空は作中に出てきたある人が主人公のスピンオフ作品です。
こちらもぼちぼち更新中。



http://s.maho.jp/homepage/e3c22dj835254da1/

記念として(ネタバレあり)

こんにちは!天音です

ブログでは久しぶりですね!


skytear⑵にて、ようやくそらと修二が復縁できました🥲


正直まだまだ話は続きますし、まだ明らかになってないことは沢山あります

柳川のことだったり颯太のことだったり、あと想空についてだったり、想空が生前最期に描いた絵のことだったり……

あとそらと修二が初めて出会った所って結局どこなん!?って話についても……

モヤモヤする部分は色々あるかと思いますが、一つずつゆっくり明らかになっていくと思いますのでそこは今後の更新をお待ちくださいませ☺️

話は続いていきますがひとまずそらと修二復縁オメ!㊗️🎊ということで珍しく長くなります😚😚😚
もし暇があったら読んでください!




私が小説を書く上でこだわっているのは

「この人が一方的に悪くてあの人は何も悪くないよね!」みたいな分かりやすい展開にはしたくなくて

今回のエピソードにおいて
そらがもっと早く打ち明けてればこんなにすれ違うことなかったのになー

と思う方もいるかもしれませんが、人は誰しも盲目になる瞬間というものがあって、

はたからみれば

この人とあの人は絶対両思いなのになーとか
こうすれば上手くいくのになーとか
どうして分からないんだろう?

なんて思うこともありますが、当の本人からしてみればそれが全然見えていないことってあったりするじゃないですか。

人との関わりって1つの出来事で全てが壊れるような単純なものではなく、複雑に絡まりあった背景があったり過去の積み重ねによるものだと思いますしね。

今回のことでここまですれ違ってしまった理由、そらが胸の内をなかなか明かすことができなかった理由、それこそ彼女の複雑な心境が大きく関わっていました。



そらの人生を阻むものはいつだって"人間不信"でした。



表では信じているつもりでも心の奥底では信じきれていない。

それは彼女の生い立ちからしてみれば一種の自己防衛ではあったのですが

彼女の中には常に葛藤や焦りや恐怖がありました。

ありのままを曝け出して人と対面することが怖かった。

もし信じている人に自分を拒否されたら…それは今までの全てが崩れてしまうように見えて恐ろしかった。

だから彼女は人と関わる時は常に一定の距離を取っていました。
それは修二といる時でもそうでした。

どうしてこんなに優しくしてくれるのだろう。
その優しさの意味はなんなのだろう。

修二を本当の意味で信じることができていなかったのです。



だからそらは、修二が自分ではなく自分を通して誰かを見ているという仮定に"納得”してしまったんです。



これで全ての辻褄が合うと真実を聞くこともせずに決めつけてしまった。


「分かっている、何が正しくて、何が間違っているのか」

次にこれはskytear1に出てくる文章です。

「分かっている」というのはそらの口癖です。

どれだけ悲しくて苦しくて、泣き出しそうなほど心の中がぐしゃぐしゃでも
常に俯瞰して自分を見て、

「分かっているんだ」
「分かっていたんだ」

と悲しい出来事を自分の中で無理矢理呑み込もうとしてしまう。

今回のことも、



「そうだ、私を愛してくれる人なんているはずがなかったのだ。
私はそれをちゃんと分かっていたはずなのに…」



とそらは思ってしまいました。
自分にとって辛すぎる事実をいとも簡単に受け入れようとしてしまう。

それは彼女の最大の強さであり同時に最大の弱さでもありました。


次にskytear⑵で



「良い子でいなきゃ誰も私を愛してくれないから」



こんな文章がありますが、この考えもそらにとってはありのままの自分を曝け出す上の弊害になってしまいます。


北風想空の存在を知ってもなお、そらは修二と一緒にいる道を選びます。

けれどそれは勿論楽な道ではありませんでした。

様々な所に散りばめられた想空と修二の思い出の日々を知る度に劣等感や敗北感に苛まれていきます。

やるせない想いは爆発寸前でした。

けれどもし仮に自分が想いを全部ぶちまけたとして、そんな自分を修二が受け入れてくれるだなどと微塵も思うことができなかった。

そんなことをしたら間違いなく修二に嫌われてしまうと思ったのです。それが彼女にとって絶対で、それ以外の結末は無いと思っていた。

彼女にとって良い子でいなきゃいけないという想いは呪いのように彼女を苦しめていたのです。

先程述べたように、もしありのままの自分を拒否されたら、今までの何もかもが崩れてしまうくらい怖く恐ろしく耐え難いものだった。

だから、良い子でいられないのなら自分から離れるしかないのだと考えてしまった訳です。


それはそらにとって辛く苦しい選択でしたが、それ以外の選択肢が彼女の中に無かったとも言えるのです。

彼女が人間不信に陥ってしまった経緯は明らかですが、その中でもがき苦しみながらもひたむきに相手を想いやり続ける彼女の姿を私は書きたかったのです。


まあ、そんなこんなでそらの心境について深く掘り下げましたが、

兎に角今は2人が復縁するところまで無事に書き終えることができてホッとしてます🤲

そして読者様が沢山スタンプを押してくださったりしおりを挟んでくださったり、、、

本当に嬉しくて励みになります😭✨

skytear⑴を書いていた頃よりも皆様の反応が増えて、ありがたいなあと毎日思っています!

改めて、skytearを読んでくださっている皆様、本当にありがとうございます!!
まだまだ話は続きますのでお待ちいただけると嬉しいです!


それではあでゅー👋

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