Not disappear.

作者妃代

この話はわたしの実話です。

当時わたしは解離性障害とパニック障害という精神病を患っていました。
原因はざっくり言うと親の離婚です。
そんな一番病状が酷い時に付き合っていた彼との話になります。

わたし妃代(ひよ)
彼 久貴(ひさき)

I made loss.



わたしが生んだ別れだった。


もう戻せない。






解離性障害とは。


自分が自分であるという感覚が失われている状態。

たとえば、ある出来事の記憶がすっぽり抜け落ちていたり、まるでカプセルの中にいるような感覚がして現実感がない、いつの間にか自分の知らない場所にいるなど、様々な症状があります。


解離性健忘:ある心的ストレスをきっかけに出来事の記憶をなくすものです。

解離性とん走:自分が誰かという感覚が失われる症状を示します。

カタレプシー:体が硬く動かなくなること。

解離性昏迷:体を動かしたり言葉を交わしたりできなくなること。

離人症:自分が自分であるという感覚が障害され、あたかも自分を外から眺めているように感じられます。

解離性てんかん:心理的な要因で、昏睡状態になる、体が思うように動かせなくなる、感覚が失われるなどの症状が現れます。

多重人格障害:患者は複数の人格をもち、それらの人格が交代で現れます。人格同士はしばしば、別の人格が出現している間はその記憶がない場合が多く、生活上の支障をきたすことが多くなります。