面白かったです。
色の話。

あ、
「言うの忘れてた」
と言われ、
一番大切なところを、
説明されずに
モデルの話を進められたり。

締まる扉を前に、
決断したり、と。

その場、
その場で決まっていく
物語の展開。

(ミラが)
白が嫌なら、
色をつければいい
と言って
絵の具を手に取り
薄く、紅く
唇に色を
塗っていく
画家のイロさん。
(ムイロ)

画家は、
モデルがいなかったら、
絵が描けないのか?

今は、もう
いない。
あの人と重なるようにして、
色を足していく
イロさん。

ムイロとナイロ(七色)、
互い互いに
作用することで、
互いの色をつけていた頃。

懐かしい、
あの頃と、
今とが、
ミラによって
繋がっていく。

※本編と、
おまけ。
あとがきまで、
しっかり読める。
良い作品でした!