人ならざる者が多く住む"ミステリーマンション"。その最上階にある1015号室で、今日も彼は絵を描き続ける。
彼の幼馴染と名乗る人に絵のモデルとして雇われることになった私は、彼の見ている"世界"に足を踏み入れることになった。
「俺は、もっと描きたい。お前を。描けなくなったら、それは俺が死ぬことと一緒だ」
そう言って、彼は困ったように笑った。