藤川 巴
好きすぎて、また読みにきてしまった。2人の関係性がやさしくて、たまにくるしくて、でもやっぱりあたたかいですね。この作品が一度消えてしまった時、あまりにもかなしくて、しばらくの間しくしくしていました。また出会えて嬉しいです。夏を考える時、私はいつも「こころ、にくし」を思い出してしまいます。宇宙の真ん中できらきら輝く浅美あこという人が好きです。どのお話を読んでも、やっぱりあこだなあと思うから不思議ですね。世界に好きしかなかったら、好きだけを両手いっぱいに詰め込んだら、いつの日か、あなたの瞳に近づけるのでしょうか。どんな瞬間にも、いとおしい宇宙の神秘があるように思います。世界が、うつくしくて、きれいで、すてきなものになってくれるような、そんな気もちがします。ぜひ皆さんも、やさしい世界の目撃者になってください。