じめじめとむさ苦しい程暑い季節に、とある青年の事件がニュースに流れた。僕らはきっと、明日世界が終わるとしても悲しむことはないだろう。これはこれでよかったね、と満面の笑みで二人で踊るんだ。ただ、きみと二人、そんな世界を望んだだけだった。
病室の窓から飛び出したら、
満月の空の下、輝く星と共に2人で踊ろう。
他の誰にも邪魔されない世界にいって、
鼻歌を歌いながら君の隣で手を叩く。
そんな夢をみたんだ。
僕ら二人なら、何処へでも行ける気がした。