妖精姫ともふもふな妖精猫の王様

作者雪野 みゆ

その世界は人間と妖精が住む国が分かれていた。人間族の果ての国ラストリア王国の第二王女であるカテリアーナは家族と似ていない容姿であることから『妖精の取り替え子』として虐げられていた。ラストリア王国では妖精に取り替えられた子は嫌われているのだ。十六歳になったカテリアーナはある日、国王である父に命じられ…

ある日、突然カテリアーナの前に現れた黒猫。


その出会いが彼女の運命を大きく変えることになる。


後にカテリアーナはこう語る。


「ノワールに出会わなければ、わたくしの人生は塔の中で終わっていたかもしれない」


ノワール