芽衣は大雨の日、強風にあおられて増水した川に落ちてしまう。
「死にたくない」濁流の中でそう強く思った芽衣は、不思議な声に導かれどこかにたどりつく。
たどり着いた先にいたのは、神々しいほどに美しい竜だった。
その竜は、困惑する芽衣にこう告げる。
「われと番に……仮初の番になってくれ」
そして芽衣は、…