物語のあらすじ
主人公、
目覚めると白くて何も無い空間に1人だけ。
前へ進むと天使がいて、突然天罰を下される。
それから図書館の入口へ飛ばされてしまう。
図書館の館長であるハーフアップの男性、
その補佐のクールビューティな女性、
天使からは何も聞かされていない幸は2人に図書館について教えてもらうことになった。
自身の大罪のこと、役目のこと、そして図書館の秘密。
翌日から幸は図書館の制服を着て仕事を始めた。
そして残りの図書館員、
その日の夜は宴会だった。
図書館の仕事にも慣れてきた幸。
図書館の秘密─記憶の本という人間一人一人の人生が書かれた本に関わる仕事を与えられるが、それには魂を操る能力が必要だった
主人公は大罪を犯した弟の身代わりになったが、力はなので仕事が出来ない。かといって出来ないと言ってしまえば弟が捕まる。
大ピンチな幸の前にポチが現れる
なぜか幸の事情を知るポチ
彼は幸に謎の力を与える。
でもポチが何者なのか異様に気になり、同期だというりえるに尋ねるがりえるも知らない様子。
仕方なく後をつけてみるとポチに見つかってしまう。
ポチは幸を自室に招き、ポチの本名がアリステラ・バイデントであること、自分がこの世界の魔王の弟だということ、この世界と幸の弟がいる世界のゲートを保つ役割があることを知る。
そして幸も知らなかった骨麻家の20歳になると、子供を1人殺さなければならないしきたりの秘密、日本の死神の末裔という事実が明かされる。
そして、力は死神の力を引き出しただけでポチの力を与えた訳では無いという事実も…。
それからもたんたんと仕事をこなす幸。
記憶の本は書き換え可能だが禁止されていて、もし書き換えると人生がガラリと変わるが、世界崩壊へと繋がってしまうという。
家のしきたりのせいで家に従順じゃなかったせいで監禁されてしまった弟の過去と骨麻家の運命を書き換えたい幸だが、弟の救済を世界の崩壊の第1歩に繋げさせたくはない。
葛藤に悩まされる幸の元に、図書館にさまよってきた初の来館者・
真白は親の虐待に耐えられず自殺した少女だった。
虐待されていたとしても、先に事故死した兄が生前支えてくれていたからしばらく耐えれていたのだと話す真白。
幸はそれは幸せだったのかと聞くと、幸せだったと答える。
幸は真白を天国へと見送ると、弟の幸せを願うだけにしようと決めた。
それから80年後、昔と変わらず仕事をする幸と先輩4人たち。
自分に後輩が出来ないのはなぜかと稲穂に問うと、そもそも禁術を会得する者は400年に1回程度らしく、同期でも珍しいのでしばらくは増えないだろうと聞く
その後また誰かが図書館に訪れた。
それは歳をとっておじいちゃんになった、幸の弟・
幸に出会うと涙を流し謝る夜守。
幸は「謝ってくれてありがとう」と感謝し、その後の夜守の人生で幸せだった出来事をたくさん聞く。
夜守を天国へと見送る幸。
弟が幸せに暮らせていたと思うと、記憶の本を書き換えなくてよかったと嬉しく思う幸。
幸は着崩した仕事着を直して図書館に帰った。