親友が死んだ。その葬式で彼の妹から渡されたのは、一通の手紙だった。いつも一緒にいた親友の知ることのなかった心のうちと、彼を取り巻く人々の秘めていた想い。それらと接することで、『僕』は少しずつ親友の死を受け入れていく。