ここは、悩みを持つお客様がやってくる、喜怒哀楽書店。
年中無休、24時間営業の喜怒哀楽書店には、人間でも、動物でもない、不思議なお客様がやってくる。
一人一人、様々な悩みを抱えていて、喜怒哀楽書店の店長、つまり私が、お客様に合った本を選ぶと、お客様にある変化が起きて・・・?
そして、書店にやってく…
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喜怒哀楽書店には、人間でも、動物でもない、不思議なお客様がやってきます。
その正体は、人間の魂です。悩みを持つ人間が眠りに落ちる時、喜怒哀楽書店に、その人の魂がやって来ます。
喜怒哀楽書店にやってくる魂は、灰色になっています。
本来魂は、白く明るく輝いているはずですが、悩みを持つ魂は、灰色なのです。
喜怒哀楽書店の店長が、その魂に合った本を選び、魂が本を読むと、魂にある変化が起きます。
店長にとって、最も重要なのは、お代として魂の悩みをもらう事です。
魂が悩みを店長に渡すと、魂は悩みがあった事も、喜怒哀楽書店に行った事も、忘れてしまいます。
寝ると全て嫌なことは忘れてしまうと言う人は、喜怒哀楽書店に、寝ているときに魂が行っているのかもしれません・・・。
そして、喜怒哀楽書店の店長の正体とは、一体何なのでしょうか!?
一人一人の悩みに共感でき、温かい気持ちになれる小説です。
あなたも、喜怒哀楽書店の世界へ、いらっしゃい。