*ストーリー概要および物語の設定
幼い2人の子を連れて東京から沖縄へ移住した
地元の魚を使ったブイヤベーススープが看板メニューの小さなレストランを紗里は気に入る。
ある日、「ブイヤベースを任せる」というメモを紗里宛に残して、マスターの新里がいなくなった。
このままブイヤベースが無くなってしまうのが嫌で、レストランをやってみようかと悩む紗里。
兄の明に相談をするが、明はシングルマザーの紗里が儲けの少ないレストランをやることに反対する。
が、一真の後押しを受け、一ヶ月だけという期限を決めて紗里はブイヤベースを始めることにする。
新里が作っていたブイヤベースの味を再現できず、客は徐々に減っていく。
一真、大家や他のおばあ達とうまく意思疎通がとれず、ブイヤベースを開けていることを知った明とは距離が開いてしまう。
疲れから長男を強く叱り、落ち込む紗里。
大型台風の日、長男を連れてブイヤベースに行った紗里は、ブイヤベースが暴風雨で壊れそうになり、一真に助けを請う。
一晩、長男と一真と3人でブイヤベースに泊まり、激しい風雨からブイヤベースを守った。
人との繋がりを大切にしていくべきだとわかった紗里は、積極的におばあ達とコミュニケーションをとり、徐々に一真やおばあ達と仲良くなっていく。
紗里は新メニューを開発し、ブイヤベースの経営もうまくいきかけるが、次男が発熱して店を休む。
こども達と一緒にいたくて沖縄に来たのに、全然自分に余裕がないと痛感する紗里。
さらに、頼りにしていた一真が新里の元へ行くことを知る。
紗里は、このままブイヤベースを続けるべきか、兄の言う通りに安定した職業に就くべきかと悩む。
元オーナーの新里がいる辺野古へ向かう紗里。
紗里は、一真が去る前夜に一真だけのためにブイヤベースを開ける。
*元小説の作品URL
この作品は『子連れでウミンチュと恋愛しながらスープを作る(完結)』をシナリオ化したものです。