うちの猫が未来からやって来たボディガードだった。

作者温泉ことね

2035年。
人類はこれまで幾度となく危機を乗り越えてきたが、人類史上最大の存続危機を迎えていた。
その危機を脱するため、約90年前に結成された秘密結社『みらあぼうる』は成功率22.2%の"或る計画"を遂行する。
それは、人類を救うキーマンとなる日本人の少年を2035年まで守り、生き残ってもらうと…

物語全体のあらすじ


2035年。

人類はこれまで幾度となく危機を乗り越えてきたが、人類史上最大の存続危機を迎えていた。

その危機を脱するため、約90年前に結成された秘密結社『みらあぼうる』は成功率22.2%の"或る計画"を遂行する。

それは、人類を救うキーマンとなる日本人の少年を2035年まで守り、生き残ってもらうという計画だった。


『みらあぼうる』には優秀な科学者が8人所属している。

その科学者たちが編み出した機械「人類の希望ー刹那大作ー」。

この機械を使い、人類史上最大の存続危機を乗り越える唯一の方法を見つけ出した。

それが、ある1人の日本人青年の存在である。

その青年がどのようにして人類を救ってくれるのかは、『みらあぼうる』の長、セーラ・マリィと

科学者8人しか知らない。


その青年は12歳の時に事故で亡くなっていた事が分かり、またその事故を回避していても

どこかで20歳になるまでに死亡してしまうという事が分かった。

マリィはその青年を「Hero to resist(抵抗する英雄)」と呼び、

秘密結社内で1番信頼を置くボディガード、長田尊おさだみことに重大な任務を命じた。

それは、人類存続のキーマンとなる青年を過去に戻って守り抜くというものだった。


長田は粗暴だが礼儀正しく、約束を必ず守る男。

そんな男が任務遂行のため、青年が死亡する予定の1年前、2020年へタイムスリップをする。

しかし、ここで少し問題が。技術がまだ追いついていないとの事で、長田の肉体をそのまま

タイムスリップさせる事ができない。

そこで、長田は青年の飼い猫としてタイムスリップ。

世界初の"ボディガード猫"とおちょくられながら、真面目に仕事を果たす!


青年がいかにして存続の危機を救うのか…明らかになっていく人類存続危機の根源。

果たして、長田は青年を守り抜く事ができるのか…!?

そして人類は最大の存続危機を乗り越えることができるのか!?