明日の月は綺麗でしょうね。

作者まねこ

今日も人は私利私欲のために人を動かし、傷つけ、助ける。日本の中心のこの街は多くの出来事がせめぎ合い共存していた。非日常を日常とする彼女たちはそんな”当たり前”には目もくれずまた、暇を持て余す。
ーーさあ、次は何をして遊ぼうか

美少女と愉快な仲間達が全力で生を楽しむお話

※ご閲覧誠にありがとうご…

昔々、あるところに一人の女の子と三人の男がいました。

彼らは普通の村人。彼らは”はじめの街”の村人。

なんの害も無く、主人公達の質問に答えてくれます。

「ここに行ったらこれが手に入るよ。」「それはあそこの山にあるよ。」

そんなとても親切な彼らはいつも良いタイミングで

困っている主人公達を助けてくれます。

ゲームオーバーになって最初の街に戻っても、

変わらずその笑顔をむけてくれます。

「よく頑張ったね、じゃあここが魔王城の入り口だよ。頑張ってね」


それでは、もし、彼らが”ラスボスの前の街”にもいたとしたら?


さぁ



我々はいつからその手のひらの上で踊らされていたのでしょうかーー



「ねぇ、明日の月は綺麗でしょうねって言葉知ってる?」


「あれでしょ、愛の告白のやつでしょ」


「それは、月が綺麗ですね、だね」


「違うの?」


「違うよ。明日の月は綺麗でしょうね。はね、警察の人達の中では殺人なんかの大きな事件の時に解決に向かってる良いい変化が現れたら使うんだって」


「へー、(このひとまたなんか物騒なこと言ってるよ)」


「だから私はその言葉には全てこう返すことにするわ、


そうでしょうかって」


「、、、ほんっとあんたって人は」


「ちなみに、普通の人が使う時でも意味が違うんだよ!言葉って面白いねぇ」


「ちなみに聞くけど他の人が使うとどんな意味になるのかな」



「殺す」