頬にすっかり冬になった風が吹きつける

手の中にはポケットの中で温まった
年季の入っているiPhone8

彼女はひとつのアプリを開いた


みんな誰かと繋がりたい

人は1人では生きていけない

《君の名を呼べば、帰って来ると思った》





「おかえり!」 「ただいま」



こんなの、恋人ごっこだって気づいてた