君が魂を喰らうとき

作者杵島玄明

心身共に疲れ切ってしまった彩空(りあ)は、現実を全て切り離し逃避行する。
ただ遠くへ行きたくて乗った電車だったが、着いたのは「ふじさき」という妙な村だった。
そこで出会った藤の香りを身に纏う、思わず見とれてしまうような藤理(とうり)と名乗る男性だった。
ひょんなことから、彩空は藤理の元で共に生活す…