小さい屋根の大きなお家

作者いちいおと

社内恋愛をしていたはずの男は、後輩の女の子を選んだ――。

二人の結婚式当日。

水城万千は、シャンパンボトルを割って、無言の牽制をする。
しかし怒りはくすぶりつづけたままだ。

万千は兄の依頼により、『誰もが入ることを拒否されている』亡き母の家を訪ねることに。
なぜかたった一人で立ち入ることがで…

亡き母が遺した小さな家には、 不思議なものがたくさん住んでいた――大人の恋愛ファンタジー