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ずっとずっとこの日を待ち望んでいた。
それは、この世界から消えること。
なのに。
「あたし死ねたの?」
「何言ってんだ娘、それよりも俺に驚けもっと」
目の前に現れたのは狐の耳としっぽがついた男だった。
あたしは本当は消えたかったんだ。
このおかしな妖達に出会うまでは。
「なあ、頼むから、ーーーーーーー」
ねえ、君達は。
元人間の妖達×感情を無くした女のヒューマンストーリー
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