成瀬の金獅子 成瀬 翔真(なるせ しょうま)
「お前、危なっかしくて放っておけねぇんだ」
伊勢の鷹 伊勢 朔夜(いせ さくや)
「自分の気持ち押し殺してたら、壊れるぞ」
黒姫 本城 凪央(ほんじょう なお)
「……私は、私がどうなろうと構わない」
15年前に起こった事件を彼女らは覚えているだろうか。
きっかけは、1人の男が妹を弾丸から庇ったことから始まった。
金獅子は怒り狂い、鷹は悲しみ、黒姫は涙を流した。
小さな歪はやがてそれぞれの関係にヒビを入れる。
決して、元に戻らない形へ。