ステラ・マリスはポケットにいれて

作者なつの真波

ステラ・マリス行きの星間汽車は、まもなく発車時刻を迎えようとしていた。
あたしは、夢から夢へと渡る月長石の切符を手に、あの星へと向かうんだ。

――ほんわか童話風の物語。