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鬼と人とが共存する世界─…。


一見して鬼は人と同じ姿をしているが、本来の力を発揮することでバケモノの姿へと変わる。

そして鬼が持つ殺戮本能から人は鬼を恐れていた。


藤原椿は10歳の時に鬼によって目の前で母親を殺された。

以来、鬼を憎むようになる。


時は経ち、15歳になった椿。

怪我を負って倒れている少女を見つけ、保護する。

その少女を狙ってやってきた鬼によって椿は殺されかける。

瞬間、椿の中で何かが覚醒する。

次の瞬間、椿の姿は変化した。

額には黒いツノ、金色の瞳、右腕は鬼の腕と化していた。

その姿はまるで鬼。

そして椿は鬼を倒した。


椿は少女にある場所へと連行される。

そこは国家軍事機密鬼関tag(ダッグ)と呼ばれる機密組織。

tagは鬼の事件を専門に扱う組織。

椿はtagの戦闘鬼となり、人に戻る方法を探す。


椿はやがて大きな戦いに巻き込まれることになる…─。