私はあの日、彼に別れを告げ・・・僕は今日、彼女を占う。

作者喜文

「僕」……大嶋悠太郎は、久しぶりに帰った故郷で、小さな雑貨屋を見つけた。その店の占い師に目をつけられた「僕」は、ひょんなことから店番をお願いされる。
 変装して店番をする「僕」の前に客として現れたのは、初恋の女性である松木美咲だった。

「私」……松木美咲は、久しぶりに帰った故郷で、小さな雑貨屋に…