先生は教えてくれない。

作者犬甘

高1のミオは『生意気』『遊んでる』と周囲に勘違いされがちだが、人一倍ピュアな女の子。ある日、後ろの席の長身男、ヨシザワからピンチを救われる。教室では無気力なヨシザワだったが、本当は優しいところを知り惹かれていくミオ。
これは、恋する気持ちとお付き合いを学んでいく男女と彼らを取り巻く人物たちの物語。

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みんなが自然と


覚えていくコトに



わたしはまだ 触れてもいない



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外見でかんちがいされがち


○恋に興味津々なピュア女子○



保川澪 ヤスカワ ミオ(15)



×



10年間あるスポーツに夢中


●恋に興味がないクール男子●



芳沢暖 ヨシザワ ハル(15)



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「お付き合いってなんだろう」


「聞く相手まちがえてないか」



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これは



「なにも知らないんだな」



恋愛未経験の高校生が



「どうして大事なことなのに

 学校で教えてくれないの?」



ゼロから恋を知る物語。





「俺の前で。どこまで無防備になんの」



――――先生は教えてくれない。



こういうとき、なんていえばいいか。


なにをすればいいか。



先の展開なんて、全然わからない。



少女漫画も肝心なところは載ってない。



どこで学べばいい?


正解は、あるの?



「怖くなった?」



頭を横に振ると



「なればいいのに」って



キミが 呆れたように笑う。



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「キスだけじゃ足りなくなったらどうする」




なにをされてもいいよ


ヨシザワくんになら




「俺に安心するのは――……


俺がどんなヤツか知ってからにして」



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