2年前に死んだはずの妹が、別世界からやってきた

作者花蓮

降り続く雨の中、橘隼人(たちばなはやと)は、深くまでフードを被り、傘を差さずに立っている少女と出会う。少女の名は、朝倉千尋(あさくらちひろ)と言う。

千尋は隼人の存在に気付くと、キュッと隼人の服の袖を掴んで言った。『見つけた』と。

その言葉から、物語は動き始める。

見つけたとは一体どういうこ…