山で猟をして暮らす『菫』はある日、狩り遊びに来た公家を怒らせる。
しかし幼なじみの『進ノ助』、公家の連れである『椿彦』が執り成して事なきを得た。

だがその後、『菫』は山神の生け贄とされる。抗い、逃れようとするが、遂に気を失ってしまった。

目覚めたのは、山神の祠。その場に居たのは、狼の顔を持つ『…